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錠剤の工夫
錠剤の工夫について、広範囲経口抗菌製剤 レボフロキサシン錠「杏林」やNMDA受容体拮抗 アルツハイマー型認知症治療剤 メマンチン塩酸塩OD錠「杏林」などを例にご紹介いたします。
患者様、医療関係者の皆様のニーズに寄り添い、識別性と服薬性を考慮し、アドヒアランス向上、医療過誤防止を考慮した錠剤を目指しています。標準品と同等の性状を基本としながら、服用性への配慮、印字による識別性の向上など、開発を重ね、製品化に取り組んでいます。
広範囲経口抗菌製剤 レボフロキサシン錠500mg「杏林」や非ステロイド性消炎・鎮痛剤 セレコキシブ錠200mg「杏林」は、反転印字を採用しています。セレコキシブ錠200mg「杏林」のような、分割して使用する可能性のある製品では、半錠に分割した際に「セレコキシブ」と「200 杏林」が表裏になるようにレーザー印字しています。
NMDA受容体拮抗 アルツハイマー型認知症治療剤 メマンチン塩酸塩OD錠5mg/10mg/20mg「杏林」を例にOD錠の工夫について紹介いたします。メマンチン塩酸塩OD錠「杏林」は、含量ごとに色調が異なるうえ、「メマンチン OD」「含量」「杏林」を両面にインクジェット印字し、識別性を高めています。また、成分であるメマンチンに苦味があるため、苦味を抑える添加物を使用しています。他剤との併用を考慮し、香料は使用していません(添加物のアスパルテーム由来の甘味があります)。
(2020年12月掲載)